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4月7日(木)のMRT「ペット・ラジオ診察室」のテーマは「犬猫の尿の色調と主な病気」についてでした。

<犬猫の尿の色調と主な病気>

1.濃縮尿:尿の色素であるウロクローム濃度の上昇正常か熱中症
2.希釈尿:ウロクローム色素濃度の低下。大量飲水や腎不全・糖尿病・ステロイド剤内服などによる多飲多尿症
3.乳白色:尿膿(細菌+白血球)。膀胱炎・前立腺炎・膣炎・腎盂腎炎など
4.赤色・ピンク:赤血球。膀胱炎・結石・腫瘍・ネコ特発性出血性膀胱炎・ネコ下部尿路疾患など
5.薄いピンク~濃いコーラ色(酸性尿で褐色、アルカリ尿で赤色):ヘモグロビン。溶血性貧血(自己免疫性溶血性貧血・犬バベシア症・ネコヘモバルトネラ症・たまねぎ中毒・アセトアミノフェン中毒など)。
6.褐色~赤褐色(潜血反応陰性):抱合型ビリルビン。肝前性(溶血性貧血など)・肝性(犬レプトスピラ症、肝臓癌・膵臓癌など)・肝後性(胆道閉塞など)
7.褐色を帯びた赤色(潜血反応陽性、尿沈渣で赤血球マイナス):ミオグロビン※1。筋肉の重度の変性・壊死・外傷(全身感染症、咀嚼筋筋炎、事故、術後、発作、ネコのビタミンE欠乏症など)。
8.暗褐色(放置で黒色):メトヘモグロビン。中毒(たまねぎ、ニンニク、プロピレングリコール、アセトアミノフェンなど)
9.その他種々:薬品・飲食(添加物としての色素※2など)。ビタミンB2、サルファ剤、漢方薬など

※1 ミオグロビンは骨格筋中に存在する鉄を含むヘモグロビンに似た色素淡白。
※2 特に半生フードに含まれる。

 注:実際の診療では、尿は色調以外にブツの存在や臭いも重要です。ブツは膀胱炎や腫瘍、ネコの下部尿路疾患、尿石症などで見られる。臭いは、例えば糖尿病では甘臭く鼻を突くような独特の刺激臭(アセトン臭)を発し、重度の膀胱炎ではアンモニア臭を呈する

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