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10月11日(木)のMRT「ペット・ラジオ診察室」のテーマは「老犬の栄養で気になること」でした。

○小型犬では15~16歳以上、中型犬では12~13歳以上、大型犬では10歳以上が高齢犬。
○最近、老衰や腎臓病、肝臓病、心臓病など様々な疾患で食餌が摂れず、カロリー不足で痩せ衰えるケースが増えている。

●そこで今回は、犬の最低限の必要なカロリーについて分り易く話す。
○最低の必要カロリー(=基礎代謝エネルギー)は30kcal/kg/日(人間は20kcal/kg/日)である。
○必要蛋白質は3g/kg/日で、例えばささみや牛の赤身が良い。精肉の約20%が蛋白質である。
○ささみや牛赤身のカロリーはおよそ120~125kcal/100gである。
○例えば10kgの犬の1日の必要最低エネルギーは300kcal。
○蛋白質からの摂取カロリーは10kg×3g×5(精肉の20%が蛋白質であるから)=150(1日の推奨摂取肉量)→150×120(精肉100g当りのカロリー)÷100=180kcal(1日の精肉から摂取するカロリー)。
○残りのカロリー120(300-180=)kcalを精白米で補充すると、精白米は100gが約150kcalであるから→120÷150×100=80gとなる。
○それに葱類(玉ねぎ、ニラなどは禁忌)以外の野菜を加えれば、自家製(ホームメイド)の食事が出来上がり。

●そこで、またまた重要なのが塩分の量である。
○日本人の1日の塩分摂取量は平均で16gとも言われている。
○しかし、実際の最低必要量はそれの10分の1でOKである。
○従って、心臓病や腎臓病を患っている人は1~2gまで塩分を控える。

●市販の犬のあるメーカーの処方食での塩分摂取量を調べて見ると・・・・・
体重10kgで体重当たり30kcal/kg/日のフードに含まれる塩分量は・・・・・心臓病の処方食(h/dヒルズ)はNaとして0.06g(NaClとして0.15g)、心臓サポート(ロイヤルカナン)はNaとして0.06g(同)、腎臓病の処方食(腎臓サポート・ロイヤルカナン)はNaとして0.15g(NaClとして0.38g)、シニア(ドクターズ)はNaとして0.17g(NaClとして0.43g)、グロース(ドクターズ)はNaとして0.35g(NaClとして0.89g)であった。
○10kgの犬では親指と人差し指での2つまみ弱分が1日量となる。
○醤油は食塩が約5倍に薄めれれているから、食塩0.1gは醤油で0.5ccである。

●人間の老人では、歯石を取って口腔内を清潔・きれいにすることで食欲が増し、それまで不可能であった歩行も出来るようになったと言う話を良く聞きます。
●犬も同様、歯石はじめ口腔内を綺麗にすることは重要ですが、今日の話題を参考に、栄養が一番であるから、老犬の食事管理に留意してもらいたい。
●人間も犬も食が一番ということだ。

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