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5月9日(金)のMRTラジオ「ドクター・ヒデのワンニャン譚」の内容をアップしました。

 みなさんシャンプーは必要不可欠ですか?
 やはり特に女性にとっては欠かせないですよね。作家の五木寛之さんは1932年生まれの現在81歳だそうですが、彼のシャンプー嫌いというかシャンプーしないのは有名なのようです。最近では「医者に殺されない47の心得」という本を書いた近藤誠氏の本にもこのことが登場しています。対談で近藤氏が五木さんに「数カ月に1度しか髪を洗わないというのは本当か」と聞くと、「本当です。昔は盆暮れだったけれど、まわりから『そりゃひどい』と言われて春夏秋冬1度ずつになって、最近は1カ月半に1回は洗っています」と応えています。坂本竜馬も顔を洗わないので有名だったようですが、体や顔を石鹸やシャンプーで洗いすぎると、皮膚のバリア機能を抑えたり、抗原の侵入を容易にしたり、アトピー発症の誘因になるともされています。

 とは言っても私たちはシャンプーしてしまいますが、猫のシャンプーというのはあまり聞かないですよね。
 猫は本来誕生地が砂漠ということもあってか、水を嫌う子が多くシャンプーするのは容易ではありません。猫の体臭というのはそれほどきつくないため皮膚病であったとしてもなかなかシャンプーはする機会は多くありません。

 犬はシャンプーしないというわけにはいかないですよね。
 室内で飼うことが多くなった現代では特に体臭予防、その他毛の汚れを落とし清潔に保つため、毛艶をよくし手触りをよくするなど美容目的のシャンプーは重要ですよね。しかし、シャンプーはそれだけではないのです! 皮膚疾患の場合にはシャンプーが重要です。ある保険会社の調査では動物病院を利用する5%以上が皮膚のトラブルという結果が出ています。脂漏症や角化亢進症、アトピー性皮膚炎などといった遺伝が関与している皮膚疾患も多く、生涯付き合っていく必要がある場合が多くあります。薬での治療が必要な場合もありますが、副作用のリスクなど考えると長期間内服で治療というのは現実的ではありません。やはりリスクの少ないシャンプーで皮膚のいい状態を維持できるようにしたいものです。皮膚の状態に適した種類があります。例えば、抗菌性・抗真菌性成分が含まれるもの、角質溶解・脂質溶解性のもの、保湿成分が含まれるもの、痒みを抑えるようなものなどなど… その子の症状と皮膚の状態に合ったシャンプーを選ぶことが必要であるということですね。

文責:藤﨑 由香

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