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9月26日(金)のMRTラジオ「ドクター・ヒデのワンニャン譚」は「犬猫の年齢」でした。

(藤崎):今日は犬猫の年齢についてお話します。以前は犬猫の平均寿命は犬が11.9歳、猫が9.9歳となっていましたが、ペット保険会社の調査によると、2012年のデータでは犬が13.3歳、猫が13.8歳となっています。保険に加入しているワンちゃん・ネコちゃんということなので、長めのデータではあるかと思いますが、寿命は延びてきています。また大型犬に比べて小型犬が長生きする傾向があります。

(戸高アナ):人も男性の平均寿命が80歳を超えたというニュースが先月ありましたが、ワンちゃんネコちゃんも長生きになっているんですね。

(藤崎):そうですね。フードや予防医療の進歩、室内飼育が増え家族の一員として飼育するようになったことが寿命が延びている要因と言えると思います。

(戸高アナ):ところで最高齢ワンちゃん、ネコちゃんって何歳がいるのでしょうか…?

(藤崎):私も気になって調べてみたのですが、ギネスブックによると最高齢ワンちゃんは29歳282日で亡くなったアメリカの雑種犬が最高齢。国内だと26歳8カ月で亡くなったプースケちゃんという雑種犬の記録があります。

(戸高アナ):ワンちゃんの平均寿命が14歳ということなので29歳ってすごく長生きですよね。ということは猫ちゃんはそれよりも長いということですか?

(藤崎):犬では狂犬病ワクチン接種歴など証明できるデータがありますが、猫では記録があいまいなのでどれほど正確かは不明ですが、ギネスに登録されているのはアメリカの雑種猫が38歳という記録があるようです。

(戸高アナ):38年もですか、長生きですね。

(藤崎):余談になりますが、ギネスブックには他にもイヌネコに関する様々な世界記録がありました。最近更新された記録ではネコの毛の長さというのがあって、ソフィというネコの尻尾の毛が25.68㎝で世界一だそうです。

(戸高アナ):うちのネコちゃんも長い!という方ぜひ測ってみてください。

(藤崎):他にもポメラニアンの後肢二足歩行記録10m6.56秒!なんともうひとつ記録を持っていて前肢二足歩行記録5m7.76秒!ということです。

(戸高):まず二足歩行できるだけですごいですよね。本題に戻りますが、自宅のワンちゃん、ネコちゃんいつまでも子供のような気がしますが、いずれ自分の年齢を追い越してしまうのですよね。

(藤崎):診察をしていてよく聞かれるのが“うちの子人で言うと何歳ですか?”という質問です。犬では大型犬に比べて小型犬の方が長生きなので、小型犬やネコは1年で20歳その後4歳ずつ年をとります。中型犬では5歳ずつ年をとります。大型犬は約2年で20歳でその後7歳ずつ年をとります。ぜひワンちゃんネコちゃん人で言うと何歳かな?と計算してみてください。

(戸高アナ):うちのフレブルのブヒちゃんは中型犬…今年で8歳なので…55歳ということですね。

(藤崎):皆さんどうですか? ついつい子供のように接してしまい、いつまでも若いと思いがちですが、実はいいお歳になっていたという方いらっしゃいませんか? 人でもそろそろ病気が出てくる40-50代はワンちゃんネコちゃんでは5-6歳です。1年に4-7歳ずつ歳をとっていくわけですから、是非年に1度の健康診断を受けましょう!

文責:獣医師 藤﨑 由香

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