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飼い犬の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ウイルス感染についての問い合わせがありましたので、関連情報のコピーを掲示します。

マダニ媒介ウイルス、身近な場所にも 飼い犬の感染確認
朝日新聞デジタル 9月21日(土)18時40分配信

マダニ感染症の患者確認県と飼い犬陽性率
 【中村通子】マダニを介してうつるウイルス病「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が見つかった13県のうち3県で、地域の飼い犬もウイルスに感染していることが山口大の調査で分かった。犬の散歩道という身近な生活圏にも、ウイルスが潜んでいる証拠だ。20日に岐阜市で始まった日本獣医学会で発表した。

 山口大の前田健教授(獣医微生物学)らは昨年、40都道府県で動物病院を受診した飼い犬計743匹の血液を調べた。その結果、山口、熊本、宮崎の3県で、調べた飼い犬の16~5%が、ウイルスに感染したことを示す抗体値が高い強陽性だった。(※)厚生労働省結核感染症課によると、人間の患者は13日現在、13県で43人(うち18人が死亡)確認されているが、そのうち兵庫県と鹿児島県では今回の飼い犬調査は出来ていない。

 犬の場合、SFTSウイルスに感染しても発病したという報告はなく、犬から直接、人に感染した例はこれまで知られていない。

 前田教授は「飼い犬で陽性が確認された地域では、身近な場所にもウイルスがいる可能性が高い。11月ごろまでマダニのシーズンは続くので、公園の散歩などでもマダニがつかないよう草むらには注意した方がいい」と話す。

 ※40都道府県中、抗体強陽性が確認されたのは宮崎県10%(飼い犬の陽性率)、熊本県5%、山口県16%であった。

朝日新聞社
最終更新:9月21日(土)20時

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