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同じ事件での別の記事:「ペットの病気や死亡が3600例、中国産ジャーキーを調査 米国(AFP=時事 10月24日(木)11時52分配信)」

ペットの病気や死亡が3600例、中国産ジャーキーを調査 米国(AFP=時事 10月24日(木)11時52分配信) 
 
 主に中国から輸入したペット用おやつを食べた飼い犬や飼い猫が、病気になったり死ぬ例が米国で相次いでおり、米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)が調査に乗り出した。
 23日のFDAの発表によると、2007年以降「ペット用おやつのジャーキーに関連する疾患」にかかったとして犬3600例、猫10例が報告されており、うち約580例で死に至った。
 さらに情報を集めるためFDAでは、該当すると思われる場合は速やかに報告するよう消費者に呼び掛けている。また分析を行うため獣医師らに血液、尿、組織のサンプル提出を要請している。
 FDA獣医学センター(Center for Veterinary Medicine)のバーナデット・ダナム(Bernadette Dunham)所長は「われわれが見たことのある疾患発生例の中でも、最もつかみにくく謎が多い例の一つ」だと述べている。
ペット用おやつのジャーキーは、鶏やカモの肉やサツマイモ、ドライフルーツなどからできているが、米国法の下では原材料の原産地の申告は製造業者に義務付けられていない。
 FDAによれば、問題とみられるジャーキーの大半は中国製で、原因解明のための調査の一環としてすでに中国の製造業者を訪れたという。
 昨年1月にはニューヨーク(New York)州の試験場で検査した中国産ペット用ジャーキーの複数のサンプルから、最大6種類の薬物が非常に低レベルながら検出され、該当製品が米市場から回収されたことがある。また07年には今回同様、犬や猫が病気になったり死んだことから、FDAが調査したところ、中国から輸入されていたペットフード用原材料から汚染物質が見つかり、米国内外での製品回収に至ったことがある。

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